立川にあるシュタイナー教育を実践する東京賢治シュタイナー学校で働く教師が、シュタイナー教育や学校の様子、イベントなどを日々更新

東京賢治シュタイナー学校で働く教師のブログ

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12年生 卒業論文発表会 2日目

 東京賢治シュタイナー学校の12年生の卒業論文発表会は2日目を終えました。残りはあと一日のみ。人の成長の無限の可能性を直に聞くこと、感じられる事ができるのは、あと一日のみ。

 美術専科の小林先生から、今回、発表者の横に展示している絵について、解説がありました。 

 ヨーロッパ美術旅行から帰ってきたあと、12年生が美術の時間の中で取り組んだ「人間像」です。「人間像」は、旅行前から12年生のテーマとして取り組んできました。模写をしたり、人間の顔の造形を再度学び直したり、それを描くことで再度学び直したりしました。その後、最終的な作品ということで、水彩で色の力を使って人間を描く、色から描くことをしています。決して自画像ということで描いているのではなく、色から色を重ねていく中で、自分自身で絵の中に人間の形を掘り起こしていくというか、発見していく。発見した物を描き進めていくという方法を取っています。ですので、途中ですごく年を取ったり、若返ったり、男になったり、女になったり、色々な過程を経て最後の終着点にたどり着くといった感じです。人間一人と、画面の中の一人とむきあうことも、恐らく12年生にとってとても意味のあることなのではないかと思います。生徒一人一人の絵を論文と共に楽しんでいただければと思います。

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実物はもっと素晴らしい絵です。直に見に来て下さい。つづく